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DX実現の切り札 スクラムによるアジャイル開発ってどんなもの?

入門
2020-10-01

ウォーターフォール開発とアジャイル開発の違いとは?

アジャイル開発とは、システムやソフトウェアを開発するための手法の一つです。最近ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現をすすめるために、このアジャイル開発を採用する企業が増えてきています。

【ウォーターフォール開発とは】
従来、システムやソフトウェアの開発にはウォーターフォールという開発手法が用いられてきました。ウォーターフォール開発とは、簡単に言うと「最初に要件定義書という開発設計図をしっかりと書いて、その設計図通りに開発を進めていく」という開発手法です。

企画⇒要件定義⇒設計⇒開発⇒実装⇒テストという工程で開発を進めるとした場合、各開発工程において発注者と開発者が成果物を確認し、互いに問題がないことを確認すると次の工程に進む、という開発手法です。

ウォーターフォール開発は、発注者が作成したRFP(Request For Proposal:提案依頼書)に基づいて企画を行い、要件定義書が出来上がるために、「発注者が思い描いた通りのシステムやソフトウェアを開発しやすい」というメリットがあります。

一方「1つの工程が終わると前の工程には戻れない」、「開発途中に技術革新があったり世の中のトレンドが変わったりしても機能追加や仕様変更がほとんどできない」、「工程ごとに綿密に確認をしながら開発するために開発期間が長くかかる」、「初期に想定した工数見積もり通りに開発が進まないことが多い」などのデメリットがあります。

2000年ころまではこのウォーターフォール開発が主流でしたが、技術革新スピードや顧客ニーズの変化が速くなっている今、システムやソフトウェアの開発には、アジャイル開発を採用する企業が増加しています。

【アジャイル開発とは】
アジャイル(Agile)という言葉には「機敏な」「しなやかな」「素早い」「頭の回転が速い」などの意味がありますが、アジャイル開発とはその名の通り、小さな単位で実装とテストを繰り返すため、開発期間中に発注者から仕様や要求変更が発生した場合にも、柔軟に対応することができます。

ウォーターフォール開発のように最初からすべての機能を持ったシステムやソフトウェアを開発しようとするのではなく、アジャイル開発ではまず必要最低限の機能が動作するものを作成していくことで、スピーディーかつフレキシブルに各工程をすすめていきます。

最低限の機能が動作するシステムやソフトウェアをテストしながら、発注者と開発者が意見を交わし、修正箇所や仕様追加箇所などを決め、再度その工程をイテレーション(反復)します。このイテレーションサイクルを2週間程度の短い期間で何度も何度も回していくことで、完成度の高いシステムやソフトウェアを開発することができるのです。

企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく過程においては、様々な阻害要因により着手当初に描いていたプラン通りに事が進まず、システムやソフトウェアの仕様変更・追加などを行わざるを得ないケースが頻発します。

アジャイル開発は何度もイテレーションを繰り返しながら開発を進められるという点で、デジタルトランスフォーメーション(DX)など、不確実性の高いプロジェクトに向いている開発手法と言えます。

DX実現の切り札 スクラムによるアジャイル開発ってどんなもの?

よく目にするスクラム開発とは?

最近はこのアジャイル開発に関する記事をよく目にされるかと思いますが、そこに「スクラム開発」と書かれていませんか?あまり聞きなれない用語ですが、スクラム開発とはどのような意味でしょうか?

【スクラム開発とは】
スクラム開発とは、アジャイル開発手法の1つです。
ラグビーで試合に勝つためには「One Team」として一丸となってスクラムを組むことが必要ですが、システムやソフトウェア開発においても、共通のゴールに向かって開発者が一丸となって取り組むことが必要です。

スクラム(Scrum)は元々1986年に野中郁次郎氏と竹内弘高氏が書き、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された論文「The New New Product Development Game」に出てくる考え方ですが、少人数でスピーディーかつフレキシブルに開発を行うためのフレームワークだと捉えていただけばよいでしょう。

スクラム開発ではスプリントという数週間の作業期間に分けて開発作業を行います。プロダクトバックログという、開発の優先順位をつけたToDoリストをプロダクトオーナーが作成し、開発チームはそのプロダクトバックログに沿って「最も取り組むべき価値が高いプロダクト」から開発していきます。

スプリントごとに開発されたプロダクトをスクラムマスターを中心とした開発メンバー全員でレビューし、よりブラッシュアップしていきます。

スプリントごとに実施すべき項目はスプリントバックログと呼ばれますが、このスプリントバックログレビューを開発メンバー全員、そして発注者とも一緒に行うことこそが、スクラムを組んで全員で良いプロダクトを生み出そうという連帯感につながり、最終的に良いシステムやソフトウェアの開発につながるのです。

DX実現の切り札 スクラムによるアジャイル開発ってどんなもの?

CCTはお客様の様々なニーズに応じたシステム開発をいたします

CCT(コアコンセプト・テクノロジー)のシステム開発は、従来型のウォーターフォール開発だけでなく、お客様と一緒に試行錯誤しながら小規模・短期間で開発を繰り返すアジャイル開発も得意としています。
https://www.cct-inc.co.jp/business/system-development/

【参照】デジタルトランスフォーメーション(DX)技術と開発方法
https://www.cct-inc.co.jp/media/dx/news/primer/dx_06/

御社もデジタルトランスフォーメーション(DX)実現に向け、システムやソフトウェアの開発をアジャイル、スクラム開発で行ってみませんか?

少しでも興味をお持ちいただいた方は、お気軽にご相談ください。
業種ごとのアジャイル開発事例をもとに、さまざまな企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みをご紹介させていただきます。

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