DXエバンジェリストが斬り込む!~第一回~ 国内製造業の再生を狙うINDUSTRIAL-Xが推進する[ESG×DX]時代の戦い方

失われた30年を経てもなお、いまだ苦境が続く日本経済。なかでも日本の屋台骨を支えてきた製造業に対する風当たりは強い。為替や戦禍の影響による原材料費の高騰、慢性的な人手不足など、一朝一夕には解決できない難題が目白押しだ。欧米や中国の躍進が目立つなか、日本の製造業は衰退の一途を辿るしかないのか——。

海外メーカーの動向などにも詳しい東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター、チーフエバンジェリストの福本勲氏の対談企画「DXエバンジェリストが斬り込む!」の第1回目。初回はESG経営やDXを切り口に企業変革を支援するINDUSTRIAL-X 取締役CSOの吉川剛史氏を迎え、日本の製造業復活のカギを探るべく、対談を行った。

DXエバンジェリストが斬り込む!~第一回~ 国内製造業の再生を狙うINDUSTRIAL-Xが推進する[ESG×DX]時代の戦い方
(画像=左より吉川 剛史氏(株式会社INDUSTRIAL-X)、福本 勲氏(株式会社東芝))

<登場者>

吉川 剛史氏
株式会社INDUSTRIAL-X 取締役CSO
早稲田大学法学部卒。日本電信電話株式会社から分社後、NTTコミュニケーションズ経営企画部、グローバル事業本部で海外新規事業開発と海外企業の買収・提携事業のプロジェクトディレクターとして勤務。その後、日本オラクル株式会社にて執行役員、経営企画室長(ミラクルリナックス社社外取締役兼務)、株式会社ユニクロの海外事業開発部長、COACH A (U.S.A) Inc. CEO、明豊ファシリティワークス株式会社専務取締役、経営企画室長などを経て、株式会社Y’s Resonance 代表取締役社長に就任。INDUSTRIAL-X設立時よりアドバイザーを務める。
福本 勲氏
株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト
アルファコンパス代表
1990年3月、早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。1990年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げやマーケティングに携わり、現在はインダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の編集長を務める。また、企業のデジタル化(DX)の支援と推進を行う株式会社コアコンセプト・テクノロジーのアドバイザーも務めている。主な著書に「デジタル・プラットフォーム解体新書」、「デジタルファースト・ソサエティ」(いずれも共著)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+IT/SeizoTrendの「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。(所属及びプロフィールは2023年3月現在のものです)

目次

  1. クローズドな企業文化に由来する日本企業の弱点
  2. 伴走型支援で企業変革を実現するINDUSTRIAL-X
  3. 変革に成功する企業と失敗する企業の違いとは
  4. 日本の製造業復活のカギを握る「共創」と「標準化」
  5. 価値観と文化を変えれば再浮上のチャンスはある