「DX」という言葉は、もともとは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念として、
2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマン氏が初めて提唱しました。
日本においては、2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」を取りまとめたことを契機に、トレンドワードとして広がり始めました。
それからわずか5年ー テクノロジーの変化は急速さを増し、近い過去には難易度の高かった技術的課題も、『ローコード/ノーコード開発』や『ChatGPT』に代表される生成AIなどの技術進歩によって容易に解決可能となっています。このことがデジタル化、広義のDXの取り組みの加速につながっています。DXの民主化が進んでいるともいえるのではないでしょうか。
一方で、とある企業調査によると、60%の企業が、「DXをうまく進められていない」と回答しています。これはデジタル人材の不足がさらに深刻さを増すなか、早すぎるテクノロジーの進化との乖離が起きていることによるといえるのではないでしょうか。
本セミナーでは、株式会社リコーでIoT、クラウドサービス、エッジデバイスなどを幅広く手掛け、また香川大学情報メディアセンター特命教授も担い、DX人材育成にも注力する山田哲氏をゲストに迎え、これからのものづくりにおけるデジタル人材不足への対応について深掘りします。
ぜひ、この機会にご参加いただけましたら幸いです。
講師紹介
Introduction
株式会社コアコンセプト・テクノロジー 取締役CTO兼マーケティング本部長
田口 紀成
2002年、明治大学大学院 理工学研究科修了後、株式会社インクス入社。
自動車部品製造、金属加工業向けの3D CAD/CAMシステム、自律型エージェントシステムの開発などに従事。
2009年にコアコンセプト・テクノロジーの設立メンバーとして参画し、3D CAD/CAM/CAEシステム開発、IoT/AIプラットフォーム「Orizuru」の企画・開発などDXに関する幅広い開発業務を牽引。
2014年より理化学研究所客員研究員を兼務し、有機ELデバイスの製造システムの開発及び金属加工のIoTを研究。
2015年に取締役CTOに就任後はものづくり系ITエンジニアとして先端システムの企画・開発に従事しながら、データでマーケティング&営業活動する組織・環境構築を推進。

株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト
アルファコンパス 代表
1990年3月 早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。
1990年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げやマーケティングに携わり、現在はインダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の編集長をつとめる。
また、企業のデジタル化(DX)の支援/推進を行う株式会社コアコンセプト・テクノロジーのアドバイザーもつとめている。
主な著書に「デジタル・プラットフォーム解体新書」、「デジタルファースト・ソサエティ」(いずれも共著)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+ITの「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。
その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。 (所属及びプロフィールは2023年1月現在のものです)

株式会社リコー RDS デジタルサービス開発本部 IoTソリューション開発センター 所長
香川大学 情報化推進統合拠点 DX推進研究センター 特命教授
明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科修了、経営管理修士(専門職)。
2019年に株式会社リコー デジタルサービス開発本部 IoTソリューション開発センター 所⾧、2021年に一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ理事に就任。
2023年に香川大学 情報化推進統合拠点 DX推進研究センター 特命教授に就任し、香川大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)号取得。
電子情報通信学会、情報処理学会、教育情報システム学会、組織学会の会員でもある。
主な研究対象はイノベーション、共創活動、EUCの活用、リーンスタートアップ手法の活用、開発方法論。
講演内容
Lecture Content- 講師
- 田口 紀成 | 福本 勲 | 山田 哲
- 講演日時
- 2023年7月26日(水)14:00~15:00
- 参加方法
-
オンライン
お申込み確認後、Zoomよりご視聴URLをメールでご案内致します。
開催時刻になりましたら、URLをクリックしてご参加ください。
-
- DXがうまくすすまないのはなぜか
- 人材不足と、システム要件定義の罠
- DXを進めるために今起きていること
- ローコード、ノーコードツールの普及
- 欧州の動き- plattform industrie 4.0を踏まえて
- 企業間でエコシステムを構築する意義
- デジタル人材不足を乗りきる処方箋
- 鍵は人材育成 - リカレントとリスキングの違いとは
- 学ぶだけでは役に立たない ポイントは「報われる」こと
- 産官学によるリスキングとは
- 次世代リーダーへのメッセージ
- DXの最前線、IT教育の最前線にいる登壇者3名からの提言
- DXがうまくすすまないのはなぜか
主催
共催
イベントの概要
Detail-
- 日時
- 2023年7月26日(水)14:00~15:00
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- 参加方法
-
オンライン
お申込み確認後、Zoomよりご視聴URLをメールでご案内致します。
開催時刻になりましたら、URLをクリックしてご参加ください。
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- 参加費
- 無料
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- 定員
- 50人
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- 主催
- 株式会社コアコンセプト・テクノロジー
ご注意事項
- ※約60分のイベントです。通信環境の良い場所でご覧ください。
- ※スマートフォンからでもご覧いただけますが、講演資料の見やすさからPCでのご視聴をお勧めします。
- ※開始時間を過ぎた後からでもご視聴いただけます。
- ※主催者は、主催者の判断により、参加登録者の承諾を得ることなく、また参加登録者への事前の告知を行うことなく、任意に本イベントの全部または一部を変更または中止する場合があります。
- ※本イベントにお申込みいただいた方には、株式会社ZUUおよび株式会社コアコンセプト・テクノロジーからお知らせなどをお送りする場合があります。
- ※イベント前日や当日など、直前にお問い合わせをいただいた場合、開催までにご返信ができないことがございますのでご了承ください。